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浦戸からの便り [気がついた]

牡蠣サイズ.JPG松島湾の入り口に位置する浦戸の島々では、かき貝やのりの養殖が盛んであったが、3.11の津波の直撃を受けて壊滅的な被害を被った。養殖の要となる海の施設や陸の加工場をほとんど失った状態からの再スタートになったが、浦戸の海産物は通信販売などで評価を高めてきており、リピーターも増えていた。あの浦戸の牡蠣をまた食べたいと願っている顧客に対しても復興の支援を広く求めることで復興の加速をはかろうというプロジェクトが震災後4月に立ち上がった。そのプロジェクトから次のような便りが届いたので紹介したい。

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支援者の皆様へ
時下益々(...)
さて、皆様のおかげをもちまして、浦戸地区の復旧も順調に進み、念願の牡蠣やのりの生産が可能になりました。島民一同に代わりまして深謝申し上げます。
この度、収穫されました牡蠣と海苔は、例年より大変美味しく皆様からご好評を得ており、我々も安堵いたしております。些少ではございますが、浦戸名産品をお送りさせていただきましたので、ご笑納賜れば幸甚でございます。
これからも支援者の皆様のご期待にお応えできますよう、島民一同力を合わせ頑張ってまいります。今後ともご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。(...)
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宅急便(チルド)で生牡蠣と海苔が突然届いた。なんの連絡も前触れもなかったため、心当たりもなく首をかしげながら通信文を開いたのだが、これはあの浦戸からのとてもすてきな吉報だった。浦戸の震災後の様子はNHK-TVなどでも取り上げられ、被害の詳細を見るたびに、浦戸で生産が再開されるのは早くて来年だろうと勝手に決めつけていたのだが、もう出荷できるまでになったとは。ささやかながら浦戸を支援している者の一人として、こんなにうれしいことはない。

それにしても、この牡蠣の大きさと豊潤なできはどうだ。松島の牡蠣といえば、どちらかというと小ぶりだが味は良いという思い込みがあったのだが、これは従来のものとはまったく別物のようなできだ。最近のニュースで、気仙沼でも例年の倍の成長が確認されているという話題があるようだが、津波が貝類にとってはなにかプラスの効果をもたらしているのかもしれない。自然の力と恵みに頭を垂れなければ...
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