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相馬の子らを励ますコンサート [復興]

被災した相馬の子らを励ますコンサートと被災地からの報告会」が12月17日(土)に催されることになった。コンサートの主役は早稲田グリークラブ。場所は早稲田のスコットホール、開始は午後1時半から

相馬のことについては、このブログで震災後、立谷市長のメルマガをもとにして繰り返しとりあげてきた。
ろう城の市長に伝えたい
消防法被を着けて
相馬の子どもたちに
原釜の船方たち
お八重ばあちゃんのリヤカー
故郷に報いる

「相馬の子どもたち」でも紹介したように、相馬では消防団員を始めとして多くの方が亡くなられ、結果として44名の子どもたちの親、場合によっては両親を失うことになった。この子どもたちが、これから相馬の街で学び、育っていくためのサポートを市長が中心になって提案し、その支援を広く全国にそして世界によびかけている。その結果、最低限必要な高校を卒業するまでの育英金の目途は立ったものの、さらに厚みをつけるべく支援の輪を広げることを要請している。こうした状況の下で、相馬の子どもたちを励ますための催しを東京でも何かできないかという声が上がり、これを支援するグループが形作られた。そのグループをまとめていただいている尊徳会の川上湛永氏からのメッセージをここに紹介する。

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励ます会結成のきっかけ
 相馬の未来を担う子らを励ます活動に、在京のグループは今回、応援の輪をつくりました。プロジェクトに携わる団体は、さまざまな立場で関わっていますが、相馬の子らを励まそうということでは、思いはひとつです。
 尊徳会は、2年前に結成された企業経営者、ジャーナリスト、定年退職者ら30人のグループで、二宮尊徳の分度推譲の哲学に共鳴、社会貢献を指向する団体です。尊徳の高弟の富田高慶が相馬出身と知り、なにをおいてもの決意で臨んでいます。早稲田ロータリークラブは、会員の中に早稲田大学関係者がおられますが、旧安倍球場とその周辺の土地は、相馬家から買収したという歴史がありました。早稲田大学と相馬の浅からぬ縁です。仙台一高同窓会は、同じ被災地であること、立谷市長が同校出身という縁で、一番思い入れが強いかもしれません。在京の同級生に、力を貸して頂きました。
 会場を提供して頂いた早稲田奉仕園のほか、支援の輪に参加したいという声を寄せられました。深く感謝申し上げます。
 また、素晴らしい男声合唱を披露してくださる早稲田大学グリ-クラブ(大澤修平部長)は、相馬プロジェクトに共鳴、合唱団を上げて応援していただくことになりました。力強い男声合唱の響きは、きっと被災地にも届くでしょう。
(尊徳会代表・川上湛永)
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今回の会の案内を以下に示す。参加の申し込みは ここ から可能。

3・11の東日本大震災で、福島県相馬市の消防団員10名が、救助活動の中で津波にのまれ亡くなりました。
あとに11名の遺児が残されました。また、市内で多くの子らが親を失いました。相馬市では、立谷秀清市長を先頭に、被災孤児らに高校卒業までの支援金を支給する募金の訴えを世界に発信しました。支援金も集まり始めていますが、今回、支援の輪を広げることを願って、立谷市長の被災地報告と早稲田大学グリークラブのコンサートを企画しました。被災地の一日も早い復興と、被災した子らの将来に幸あれと祈るばかりです。

◆第1部 相馬市長 立谷 秀清
 「被災遺児救援を通して見えたもの」

◆第2部 早稲田大学グリークラブ演奏会
 男声合唱組曲「木が風に」(作詞・吉野 弘、作曲・大久保 正義)  愛唱歌集から
 「見上げてごらん夜の星を」「はるかな友へ」
 クリスマスソング集

日    時 12月17日(土) 13:30開演(13:00開場)
会    場  早稲田奉仕園スコットホール [地下鉄東西線早稲田駅下車 5分]
        新宿区西早稲田2-3-1 電話:03-3205-5411
定    員 200名
入 場 料 1,000円
主    催 被災した相馬の子らを励ます会/尊徳会/早稲田ロータリークラブ/
仙台一高同窓会/(株)ベスタネット
協    力 公益財団法人早稲田奉仕園

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小林 香代子

はじめまして。小林と申します。
今日、知人から「被災した相馬の子らを励ますコンサートと被災地からの報告会」というチラシを見せられました。さらには、尊徳会というところが「励ます会」を結成という記事やコンサートに寄せてというレポートを読まさせていただきました。これらのチラシ、レポートを読んで、怒りをおぼえ、メールを送らせていただきました。
私は、相馬で生まれ育ち、現在は横浜で教員をしています。今回の震災で、実家は半壊、中学時代の同級生は津波で亡くなり、知り合いも津波で流され、がれきの中から助け出され、家も失った知り合いが多くいます。私は、5月から時間のある時には帰省し、ボランティア活動をしてきました。8月からは、月に一度、仮設住宅に通っています。横浜に戻ってくる時には、必ず震災孤児へとお願いして義援金を渡してきます。今回の報告会やコンサートは、何のためなのか理解できません。
なぜなら、市長・市役所のやっていることがあまりにもひどいからです。何億と相馬市に送られてきた義援金はどこの消えたのでしょうか?何もしない市議に200万円ずつ配られ、市役所の職員には、臨時ボーナスが出て、市長は、病院を買ったり、高級な品物を買ったり、すべて義援金からではないでしょうか?被災した市民には、わずかなお金しか渡されていません。さらには、全国から送られてきた支援物資を始めだけは配りましたが、その後は、ほったらかしにされています。このようなことは、相馬市民みんなが知っている事実であり、市民は、市長をはじめ、市役所の職員に怒りを感じているのが、現状です。尊徳会の方達をはじめ、この企画をした人たちは、この事実を知っているのでしょうか?相馬市民と話をしたことがありますか?仮設に行って、被災者の方達と話をしたことがありますか?市民は口々に、市は何もしてくれない、義援金を市長や市役所職員のものにしていると言っています。噂ではありません。200万円をもらうのはおかしいと辞退した議員もいます。私が震災孤児は何人いますかと聞いても、担当者は答えられません。いろんなことを質問してみましたが、答えられず、担当者がなぜ知らないのか、不思議でした。でも、臨時ボーナスはしっかりもらっています。被災者の立場になって考えられない、自分のことしか考えないような市長・市役所職員、あきれてしまいます。市長の子どもたちへの愛に満ちた一文、何をいっているのでしょうか。あきれてしまいます。それを支援している尊徳会の方達は、何を思って励ます会を作ったのでしょうか。理解に苦しみます。仙台一高同窓会は、仙台の子どもたちも大変な思いをしています。地元を支援すべきではないでしょうか。
私は、毎月帰省しているからこそ、仮設住宅に通っているからこそ、市民の声を聞くことができます。立派なことを言うだけならいくらでも言えます。でも、実際やってることといえば、、、。こういう人を呼んでこのような企画をして、子どもを励ます?子どもに携わっているものとしては、この企画には、反対ですし、何も知らない人たちに、企画してほしくありません。
今日、チラシとレポートを見て、被災した人たちの話を聞いているだけに、怒りをおさえられず、失礼なことは重々承知のうえで、メールをさせていただいた次第です。子どもたちを励ますということはとても良いことだとは思っていますので、これからは、被災地をしっかり見ていただいて、市の現状を知ったうえで支援していただきたいと思います。
長文になってしまい、大変申し訳ありませんでした。
                              小 林
by 小林 香代子 (2011-12-06 22:28) 

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