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東北の酒で花見を [ニュース]

今年の春はいつまでも暖かさが遠慮がちなまま4月に入ってしまった。いつもの年なら3月の末には桜がほころび始め、都内のここかしこでお花見が始まっていたように思う。千代田区ではなんといっても千鳥ヶ淵の桜。満開のころには、ここをゆっくりと歩いているだけで東京のそして日本の春をしっかりと噛み締めていた。

石原知事が29日の記者会見で、「桜が咲いたからといって、一杯飲んで歓談するような状況じゃない」と述べ、被災者に配慮して今春の花見は自粛すべきだとの考えを示した。さらに知事は「同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感が出来てくる」と指摘し「戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。戦には破れたが、あのときの日本人の連帯感は美しい」とも語っている。 以上、時事通信社3月29日19時11分より

そうだろうか?日本中が喪に服すようにひたすら自粛することが正しいとは思えない。被災しておられる多くの方がほんとうに癒され励まされるのは、元気を出すことのできる者(たとえそれがから元気でも)が、とにかく明るくふるまっていること、そしてそこから明るい先行きがほのかにでもよいから透けて見えることだと思う。未来への望みを失ったとき、人はその生命力を喪うのだ。

こうした自粛ムードの中で、岩手県の達増拓也知事は4日の定例記者会見で、花見について「被災地の復興支援のためにも力強い経済が不可欠。経済が活性化するよう工夫してもらえればいい」と述べた。 以上、河北新報4月6日より

岩手県二戸市にある蔵元「南部美人」の久慈浩介さんの支援要請メッセージは必見。

東北の酒はうまい。福島も宮城も岩手も銘酒を挙げればきりがない。私は、浦霞や一ノ蔵の昔からのファンなので、酒蔵がどうなのか気になるところだし(浦霞は塩釜なので心配)、いまこそ花見を自粛せず東北の酒を飲まねばと心に決めている。今年は東北の日本酒飲むぞぉ。

東北の桜は例年であれば、4月の終わり頃から5月にかけてになる。今年は寒かったので少し遅れるのかもしれないが、必ず咲いてくれるはず。深く傷ついたこころをいやすように。

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