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安心への道は遠く [気がついた]

anshin.jpg東京から遠く離れた実家に80を過ぎた親を一人で残している。監視カメラを置くわけにもいかないし、どうしたものかと考えていたとき、auが携帯のGPS機能を使った位置確認サービス(「安心ナビ」というサービス)を行っていることを知った。これはよい!とさっそく飛びついたのが4年前のこと。実家に電話をしてもつかまらないときなどに、このしかけは大変有効であった。なにができるわけではないが、最低限の安心情報というか、いつも使うわけではないのだが、こころ(精神)の安定にも結構貢献してくれていた。

それがいつしかスマホの時代になってしまった。サービス範囲外に放り出されてしまう前に、という理屈をこねつつフライング気味でauのスマホに切り替えた。スマホってやっぱりいいね、というのはまあ当然なのだが、さて「安心ナビ」はどうしたらよかったのだろうということに気がついた。まさか、携帯にハード依存しているサービスだから、スマホではあきらめてくださいじゃないよね。と、びくびくしつつauのサイトを調べてみたら、なんとそのサービスがauのスマホでもできるようになったという。しかもそのサービスのカットオフが、この12月8日。おお、なんというラッキーというか、たまたまというか。でも、もしそうでなかったら、このサービス、あきらめるしかなかったのだろうか。

まあ、そうした反省はとりあえず置いておいて、さっそくアプリを導入しなければ。ということで、auのスマホのアプリサイトからダウンロード。これで登録してしまえば後は同じ。のはずだったのだが。ところが、ここから予想をはるかに越える苦難苦行の行進が始まることになる。

スマホを親機とすると、遠く離れた携帯は子機にあたる。親機のアプリを変更したことは子機は当然知らないので、変更のシグナルを送らないといけない。ここでしっかりつまづいてしまった。その手続きがうんともすんとも進まないのだ。しばらく繰り返してもらちがあかないので、実家に電話してああだこうだと指示をしてみたのだが、まったく前に進めない。こりゃだめだな。ということで、即宅急便で手許に送ってもらうことに。

1日おいて、手許に携帯が届いて、さあ仕切りなおし。でも、やはりうまくいかない。あれれ?わからないときは、auのサイトを見るしかない、ということでよく見直すと、携帯側のアプリをスマホ対応版にアップグレードしろとある。ああ、なるほど、それはそうかも。ということで、アップデートをしようとするが、なぜかできない。エラーが出るのではなく、まったくできない。これはおかしいとサイトをさらに読むと、アップグレードの前に携帯アップデートをしろとある。OSのバージョンを上げろということらしい。なるほど、スマホの登場などで対応すべき機能が追加されているので古いままではだめということか。

というわけで、OSのバージョンを上げ、しかるべき後にアプリをアップデートする。おお、ちゃんとできる。でも、あたりまえかも。とは言え、このプロセスを一般ユーザーにクリアさせるのは容易なことではないことも確かだ。これは普通に考えれば、auのサービスショップに行ってやってもらわないとできないレベルだと思う。

ここまで来て初めて、スマホからの登録ができることになり、見事に開通。いったんつながってしまえば、あとは子機の操作はいっさいなし。提供されるサービスの中身は携帯のときと大きくは変わらないのだが、スマホで画面が大きくなったことがこういう場所管理のアプリには大きくプラスに利いている。なかなか使い勝手もよいように感じた。スグレモノだと思う。

しかし、しかしだ。ここにいたるプロセスはいったい、もう少しなんとかできなかったか。ここまで煩雑だと、険しく遥かな道を進むうちに迷い道に踏み込むことも多々あるのではないかと余計な心配をしてしまう。そのために「安心ナビ」があるのです、などという冗談は聞きたくないのだが。





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